国見町議会は令和3年第3回臨時会を開催し、工事請負契約の一部変更が承認された。
この臨時会では、議案第42号「工事請負契約の一部変更について」が主要な議題として上程された。
議長の東海林一樹氏は、会議の開会を宣言し、全議員の出席を確認した。
議案は、令和元年度林道災害復旧事業に関連する追加工事と数量変更の必要性から、変更が求められたものである。
町長の引地真氏は、契約金額が増額変更となる理由を説明した。
「新型コロナウイルス感染症の影響と、台風による被害が背景にある」と述べた。
議会事務局の松浦昭一氏は、議会活動について報告し、再審法に関する意見書などが提出されたことを強調した。
質疑応答において、八島博正氏が追加工事の頻繁な発生に関する懸念を表明した。
「設計段階での調査が不十分ではないか」と指摘し、さらなる精査を求めた。
これに対して、総務課長の蓬田英右氏は、災害復旧工事における特殊状況を説明。
「見えない部分があったため、追加工事が必要となった。」と応じた。
町長も「事業が円滑に進むよう努めている」と補足し、議案は討論なしで可決された。
臨時会は全議案の可決を受け、閉会となり、町長は議員に感謝の意を表した。
「今後の町政に生かす」と述べた。