令和3年9月7日、川内村議会第3回定例会が開催され、新型コロナウイルス感染症の影響に関する報告や新盆の取り扱いについての議論が行われた。
議長の渡邉一夫氏は、村民に対するワクチン接種の進捗状況について言及し、65歳以上の接種がほぼ完了したことを報告した。また、感染者は3名で、現在のところ新たな感染者は出ていないと説明した。引き続き、村民には感染対策の重要性を促す考えを示した。
新盆に関して、新妻幸子議員は村の施設での参拝の一括開催を提案し、村民の負担軽減と新生活運動につながるとの見解を述べた。村長の遠藤雄幸氏は、哀悼の意を表することは個人の考えに基づくもので、行政が主導することは難しいと説明した。しかし、副村長の猪狩貢氏は、地域の慣習や風習を考慮し、議論の場や参加型の活動の設立を提案する意向を示した。
さらに、住民のフィードバックを踏まえ、アンケートを行うことや、檀家との意見交換を行うことが重要であると認識している。特に、若い世代や移住者の意見を反映させる必要があるとのことであった。
続いて、佐久間武雄議員は、川内村のイチゴハウスの利用状況や、その運営について追及した。村長は、川内村の農業法人、ベジテック川内株式会社の存在に言及し、農業活動への期待と今後の取り組みに言及した。具体的には、農がベジテックと協力し、新たな野菜栽培の取り組みが行われる旨を説明した。
また、工業団地での農業事業が新型コロナウイルスの影響で中止されている件についても話が及び、村長は、今後の改善に向けて関連会社と連携していく考えを示した。「我々はこの農業事業が街の再生に重要であることを理解し、進捗を見守る必要があります」との発言もあった。
新盆における村民の意見を募集する方法や実施については、村の役割が大きく、今後の議論によって最適な方法が導き出されることが期待されている。村民の皆さんが安心して新盆に臨めるよう、村全体で取り組む必要があると強調された。