令和5年第3回川内村議会臨時会が開催された。
本会議では、農業関連の補正予算および工事請負契約について審議され、いずれも可決された。議案第65号の一般会計補正予算では、収入および支出それぞれ6,376万7,000円の増額が盛り込まれ、合計は51億6,038万4,000円となる。その主な理由は、農林水産業費の圃場整備事業に係る委託料の補正と、最近の台風による被害復旧費用である。
次に、議案第66号について説明があった。農業集落排水事業会計の補正予算は、収益的支出を1,611万8,000円増額し、合計は1億1,949万6,000円とされた。この補正は公会計へ移行に伴うもので、余剰金の一般会計繰り出しに関連する。
議案第67号では、福島再生加速化交付金を利用した農業用施設の改修工事契約が審議された。この契約は大和田建設株式会社によって7,821万円で落札され、議会からの正式承認を得て実施されることとなった。これにより村内の農業インフラ整備が進展することが期待されている。
遠藤雄幸村長は、今回の議案について議員に感謝の意を表し、質疑応答の場では特に異論も出ずに議案は全て賛成により可決となった。会期は10月12日の1日間に決まっていたため、迅速な手続きが進められたようだ。
最後に、議論を経て全ての議案が原案通り可決されたことが報告され、本日の臨時会は午後2時08分に閉会した。村議会は村民のための事業を支援し、地方創生に寄与するため引き続き取り組んでいく方針である。