川内村議会の令和元年第4回定例会では、台風19号による甚大な災害への対応が最初の議題として取り上げられた。
村長の遠藤雄幸氏は、被害地域の状況を詳細に報告。台風19号によって、甚大な水害が発生し、床上や床下浸水など、多くの家屋が被害を受けたと伝えた。また、今回の台風は、村内に最も大量の雨を降らせた台風となり、それにより影響を受けた農地やインフラについての復旧に向けた取り組みが急がれると強調した。
村内では、合流する河川周辺に被害が集中し、必要な対策への動きが期待されている。特に、木戸川の流域と井出剛弘議員が指摘した柿ノ内地区の河川改修や、土砂除去活動が重要な課題とされている。村長は、復旧工事の進捗についても、国や県と連携し、必要な改良を加えながら進めていく方針であることを示した。
また、会議中、可決された過去の災害復旧工事内容について、村税金の投資効果やその後の維持管理についての議論が罷り通った。新たに提案された災害関連事業については、より長期的な視野での改善が求められている。
更に、川内村の農業振興として、次期村長選出馬の意向が遠藤村長から発言され、今後の地域づくりやワイン事業にも期待が寄せられた。特に、川内村の新たな特産品として位置づけられるワイン事業についても、地域を挙げた取り組みが不可欠であると強調された。