令和4年第3回川内村議会臨時会が8月9日に開催され、重要議案が審議された。
主な議案は、一般会計補正予算や物品購入契約に関するものであった。特に補正予算は歳出の増額を含み、多岐にわたる事業を支える内容となった。
遠藤雄幸村長が提案した令和4年度川内村一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出ともに2070万3000円の増額が盛り込まれた。これにより、予算総額は48億9235万3000円となる。
歳出では、施設環境整備委託料や、マイナンバーカード取得促進事業関連の費用が増額される。このほか、消防屯所の解体工事費も含まれた。
また、議案第43号では、温泉設備の予備ポンプ購入が提案された。現在の源泉ポンプは経年劣化が見込まれ、万一故障した場合、再納入までに約6か月かかるための措置であると説明された。
議案第44号では、消防ポンプ積載車両の更新が議題に挙がった。現在配備している車両は26年が経過しており、更新が必要とされていた。
全ての議案は質疑・討論が行われず、即座に採決に移行した結果、いずれの議案も原案どおり可決された。
この臨時会では、新型コロナウイルス感染症の影響についても触れられ、県内での感染者数の急増に対する村民の協力が求められた。遠藤村長は、村民一丸となり困難を乗り越えることを強調し、さらなる感染対策の徹底を訴えた。
議会は午前10時07分に閉会し、出席した議員たちによって議事が確認された。