川内村において令和5年第1回臨時会が開催された。
議会では、一般会計の補正予算を含む複数の議案が上程された。
村長の遠藤雄幸氏が、補正予算の提案理由を説明した。
一般会計補正予算では、歳入歳出をそれぞれ1億8299万2000円増額し、予算総額を86億4686万8000円にする計画が示された。
人件費の増額に関しては、前回の議会で決定した職員の給与改定に伴い、手当や共済組合負担金を増額する内容だ。
また、村民1人当たり2万円の商品券の配布を目的とした委託料など、商工費において5139万4000円の費用が補正計上され、国庫負担金を一部活用するとされた。
加えて、農業基盤整備促進事業を基金化するため、1億1361万1000円を積立てることも決定されており、財源は再生加速化交付金を使用することとなった。
議案第2号の国民健康保険直営診療施設の補正予算は、61万円を増額し、総額1億7090万3000円にするものである。
この補正も職員の給与改定に伴う各種手当や共済組合負担金の増額を含む。
さらに、議案第3号である介護保険事業の補正予算では、2万円の増額があり、合計で4億7310万8000円とする内容が説明された。
これもやはり職員の給与改定によるものとされている。
各議案とも、質疑や討論はなく全て原案通り可決される運びとなった。
臨時会は本日1日間の会期として閉会し、議長は「お疲れさまでした」との言葉で締めくくった。