令和元年第5回川内村議会臨時会が開催された。
村長の遠藤雄幸氏は、台風第19号による甚大な被害について報告し、被災者への支援を強調した。特に、現在も行方不明者がいることが心配され、最大限の捜索活動を続ける意向を示した。
本臨時会では、6つの議案が一括上程されています。中でも、令和元年度一般会計補正予算は、5億697万4,000円を増額し、88億9,350万5,000円とするものでありました。歳出において、村制130周年記念に係る経費や、災害復旧に関する経費の増額が提案されています。
また、介護保険事業に関する特別会計の補正予算も審議され、150万円の減額が決まりました。これは、住民主体の事業が一般会計で実施されるための組み換えによるものであります。新たに制定される避難地域復興拠点推進交付金基金条例では、町分地区に十戸の戸建住宅が整備されることが予定されています。
議案の一つ、沼田橋の補修工事については、村が管理する86橋の点検が義務付けられており、51年経過した橋の補修が必要であるとの説明がありました。契約は丸川建設株式会社と結ばれ、工事費は5,907万円となっています。
神揚地区の水路工事に関する契約も結ばれ、漏水問題を解決し、営農を支える取り組みが期待されています。契約は有限会社河原組と締結され、工事費は5,940万円です。町分地区の宅地造成工事については、村内の住宅不足を背景に、さらなる住宅整備が求められています。この工事に関しても丸川建設と契約を結び、総工費は1億5,554万円です。
これら全ての議案が審議され、各議案は原案通り可決されました。村長は、復興や地域住民の安心を確保するために、今後の連携を呼びかけている。