川内村で開催された令和2年第5回臨時会では、重要な議題が取り上げられた。
議会では、報告第4号として防災行政無線の更新工事に関する専決処分が報告された。村長の遠藤雄幸氏は、契約内容が変更されたことについて言及し、当初の契約金額から0.99%の増額が必要となったことを説明した。この工事は地元住民との協議を経て行われ、その必要性が強調された。
また、議案第84号から第86号まで、議会議員の報酬、村長等の給与、職員の給与に関する条例の改正が一括して上程された。これらの改正は、福島県人事委員会の勧告に基づき、議員及び特別職の期末手当の支給月数を0.05ヶ月分引き下げる内容であると、村長の遠藤雄幸氏は述べた。議員からは特に質疑もなく、そのまま採決に進んだ。
これらすべての議案は賛成多数で原案通り可決され、川内村議会は今後の実行に向けたスタートを切ることとなった。議会終了後、議長の渡邉一夫氏は「今日はすべて無事に進行できたことを嬉しく思う」とコメントした。今後の施策にも期待が寄せられている。
今回の臨時会の開催にあたり、村では訃報の報告もあり、合掌が捧げられた。産業振興課長の小松正方氏がこのたび亡くなったことが改めて議題に上がり、村民への哀悼の意が示された。村長の遠藤雄幸氏は、彼の志を受け継いで、今後も地域振興に努めることを誓った。