川内村の臨時会が令和3年3月26日に開かれ、重要な議案が審議された。
この臨時会では、専決処分に基づく報告や予算補正案が中心議題となった。まず、村長の遠藤雄幸氏が二件の専決処分の報告を行った。この中には、川内村義務教育学校の外構工事に関する変更契約が含まれ、工事費がそれぞれ200万円と317万9,000円の増額が承認された。
遠藤村長は、工事の目的や変更理由について詳細に説明した。特に、安全性を重視した設計変更が行われたことに触れ、対象工事への影響を最小限に抑えるための工法変更などがあったと述べた。
続いて、令和2年度の一般会計補正予算が提案された。この補正では、年度内に完了できない3つの事業を翌年度へ繰越す内容が含まれており、合計で2億4,659万5,000円が対象となる。
また、防災行政無線の更新工事に関する契約変更が報告された。令和2年度の予算においても工事費が122万4,300円の増額が求められ、新たに3,930万800円が追加されることになった。
さらに、震度6弱の地震による影響を受けた川内村醸造施設の工事も取り上げられ、年度内完成が難しくなったことから工期延長が求められる場面があった。これらの契約変更案に対しても、各議員から質疑や討論はなく、いずれも原案通りに可決される見通しとなった。
本会議は午前10時15分から開始され、午前10時35分には閉会の運びとなった。出席議員は9名であり、松本勝夫議員が欠席した。今後の工事進捗に関する報告を基に、更なる議論が期待される。