令和3年第1回川内村議会臨時会が2月12日に開かれた。主な議題は令和2年度川内村一般会計補正予算に関するものであった。この臨時会は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた経済対策を旨としたものである。
村長の遠藤雄幸氏は、開会挨拶の中で、感染症状況についても言及した。1月に発令された緊急事態宣言について、福島県は更に期間を延長し、新型コロナウイルス感染対策への協力を村民に呼びかけた。
提案された議案第1号は、一般会計補正予算(第6号)であり、9,403万7,000円の増額を計上し、予算総額を112億1,835万5,000円とした。この補正予算には、テレワーク環境整備や地域消費振興対策商品券事業、ワクチン接種体制整備経費が含まれている。
質疑および討論が行われなかったこの議案は、採決にかけられた。議長である渡邉一夫氏が起立によって行う採決を指示したところ、全員が賛成し、原案通り可決された。この結果、川内村は新型コロナウイルスの影響を軽減するため、迅速な対応を図ることができる。
本日の議事がすべて終了したことを受け、議長は閉会を宣告。出席議員には感謝の言葉を述べ、臨時会は午前10時55分に終了した。川内村の迅速な議決は、今後の行政運営に重要な影響を及ぼすことが期待されている。