令和4年第2回川内村議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
本会議では、令和3年度の一般会計補正予算や介護保険事業勘定特別会計の補正予算など、7つの議案が一括上程された。特に、一般会計補正予算では歳入が1,177万3,000円増加し、総額が50億8,184万8,000円になることが見込まれている。また、新型コロナウイルス感染症関連の財源確保も考慮されている。
村長の遠藤雄幸氏は、議案第26号について、「歳入の確定による増額で、特に新型コロナ対応の臨時交付金の影響が大きい」と説明した。歳出では、震度5強の地震による村営住宅修繕費が53万円増額され、他の分野でも財源の組替えが見られた。特に、教育費については、県道改良工事に伴う補償費が関連している。
議案第27号では介護保険事業勘定特別会計補正予算が提案され、償還金9万9,000円の増額が必要とされている。議案第28号では、建設課の業務分掌に関する条例の改正が提案され、住宅管理業務が住民課へと移管される。
工事請負契約に関連する議案もいくつか承認され、議案第29号では約6,110万円での農地災害復旧工事契約が結ばれ、工事費が増額される理由が詳しく説明された。工事内容の変更として、仮設道を出水期用にする必要があったという。
この他、林道専用道整備工事についても、工期延長及びさらなる費用の増加が見込まれ、関連する契約の締結も確認された。すべての議案は、十分な協議のもと採決を経て原案通り可決された。
議会の終了を告げた議長の渡邉一夫氏は、出席した議員に謝意を表し、今後の町づくりにおける財政状況の理解を求めた。