川内村の臨時議会において、重要な3つの議案が可決された。
議案第54号は、令和元年度川内村一般会計補正予算(第3号)であり、既定額に1,223万4,000円を増額し、予算規模は合計83億4,647万4,000円に達する。
村長の遠藤雄幸氏は補正内容を説明し、農林水産業費に660万8,000円の増額を計上したことを強調した。この増額は農地の用地買収に関わるものである。
また、林業専用道整備事業では562万6,000円の増額が承認された。この増額は県からの承認を受けた舗装整備に関わるもので、林道の維持管理を効率化する目的がある。
さらに、議案第55号は川内村義務教育学校の整備工事に関する工事請負契約の締結について提案された。
この契約は、川内小学校に新しく建てられる義務教育学校の後期課程校舎と認定子ども園、さらには校舎の防災機能を強化するために計画されたものである。
工事概要は、鉄筋コンクリート建物の新増築、既存校舎の改修が含まれており、契約金額は13億6,840万円である。
議案第56号は健康ウォーク遊歩道整備工事に関する工事請負契約の締結を求めるものである。村民の健康維持を目的とし、これまでの整備計画を踏まえ活動を继续することが求められる。
この事業は、原子力発電所の事故の影響から村民の外出機会が減少していることへの対策として位置づけられている。今回の工事は、1,349メートルの遊歩道を整備するものであり、契約金額は6,248万円である。
各議案に対する質疑、討論は行われず、すべての議案が賛成多数で可決された。これにより、川内村は教育や健康に資する投資を継続することになる。