令和3年12月10日、川内村議会の第4回定例会が開催され、20件の議案が全会一致で可決された。
各議案の採決では、質疑や討論はなく円滑に進行した。
特に、一般会計補正予算などの財政案件が焦点となった。議長の渡邉一夫氏は、質疑がないことを確認し、迅速な決議を行った。
地元の生活に直結する一般会計補正予算(第4号)は、村民への影響が大きいため、着実な執行が期待される。また、国民健康保険に関する複数の補正予算も原案の通り可決された。
これにより、国民健康保険事業の安定化に向けた取り組みが進むことになる。
村の再生可能エネルギーを活用した取り組みも重要なテーマに。村民プールの指定管理者指定に関する議案では、契約期間を従来の3年から5年に延長し、収益向上を図る意向が示された。これに関連して、佐久間武雄議員は太陽光発電の設置可能性について言及し、今後の方針について副村長の猪狩貢氏に質問した。
副村長は、役場庁舎の移転やコミュニティセンターの再利用を考慮した上で、この問題に積極的に取り組む必要性を強調した。また、再生可能エネルギーの導入について進展がある旨を説明した。
村長の遠藤雄幸氏は、今回の定例会を振り返り、可決された議案にはコロナ対策に配慮したものが多く含まれており、村民への早期還元を目指す方針を述べた。そして、来る2022年(令和4年)への抱負を語り、一年の総括を行った。
以上をもって、令和3年第4回川内村議会定例会は無事閉会した。