川内村議会は、令和5年3月10日、定例会を開催し、多数の議案を審議した。重要な議案として、令和4年度の補正予算案や、令和5年度の一般会計予算案が討議された。
この定例会では、合計29件の議案と1件の諮問が提案され、各議案の質疑や討論は行われず、全ての議案が原案通り可決された。特に、令和4年度川内村一般会計補正予算については質疑がなく、議長の呼びかけに全員が賛成の意を示した。
村長の遠藤雄幸氏は、会議の冒頭で東日本大震災から12年が経過したことに触れ、黙祷を捧げた。この震災の教訓を生かし、今後も村民の安全と安心を確保する方針を強調した。
また、議案第10号の「川内村税条例の一部を改正する条例」や議案第14号の「村長等の給与及び旅費に関する条例」の改正についても、特に異論無く可決されるなど、議員間の合意形成が進んでいることが伺えた。
さらに、教育長の秋元正氏は、その任期終了を受けて感謝の意を表し、教育環境の整備や子供たちの教育に努めてきたことを振り返った。村長も同様に、秋元氏の努力に感謝の意を示し、村の教育施策の継続性の重要性を訴えた。
今回の定例会は、議員全員が参加し、欠席者が0名であった。すべての議案が迅速に可決され、議会の運営が円滑に行われたことが確認できた。今後もこの調子で、川内村のさらなる発展に向けた取り組みが続けられることに期待が寄せられる。