小郡市議会は、令和5年12月定例会にて様々な議題を取り上げた。
特に注目されたのは、西部地区開発に伴う水と道路の問題である。市内の国道500号線や市道16号線において交通量の増加が予測され、周辺住民は不安を抱えている。市の担当者は、開発に伴う雨水対策や安全対策を講じるとともに、地域住民との協議を重視する考えを示した。
また、観光客の増加が見込まれる「かえる寺」とその周辺地域でも、駐車場不足が持ち上がっている。市は関係者とともに公営の観光駐車場の整備を検討し、地域住民の平穏な生活を守る方針を進めている。
加えて、まちづくり協議会における課題解決にも触れた。各校区の協議会は地域課題を把握し、解決へ向けて活動を進めることが期待されているが、事業のマンネリ化や参加者の固定化が障壁となっている。
また、子宮頸がん予防接種のキャッチアップ接種も議題の一つ。特に接種率が低迷していることが懸念され、市は積極的な勧奨を行うと共に説明会の実施など、様々な周知活動に取り組む意向を示した。医療従事者らからは、男性への接種助成を求める声も高まっている。