令和2年12月、執行された小郡市第6回定例市議会が目立った動きとともに進行した。議会は令和2年11月30日に開会し、議事日程に従って各議案を一括上程し、重要事項を審議した。
最初の議題は会期の決定であり、会期は12月21日までの22日間と了承された。続いて、議会録署名議員の指名が行われ、百瀬光子議員と田中雅光議員が選ばれた。
議案の一括上程では、令和2年度の小郡市一般会計補正予算に関連する報告第20号が承認された。加地良光市長は、「今回の補正予算は豪雨と台風による災害復旧を主な目的としている」と更新された歳入・歳出の詳細を説明した。経営政策部長の今井知史氏は、補正金額が1,699万円増額され、歳入は283億7,896万円となると補足した。
また、各種条例の改正も行われ、国民健康保険税条例の一部改正、久留米小郡都市計画下水道事業受益者負担に関する改正が提案された。特に、国民健康保険税は、軽減判定に関わる算定式の見直しがなされる予定であると秋永晃生教育長が強調した。
さらに小郡市の高齢者福祉と医療に関する予算も、多数の議案として一括して紹介された。特に介護保険事業に関する補正や、高齢者社会活動支援センターに関する議案が注目を浴びている。
議案第56号から第59号までの職員および議会議員の給与関連の条例改正も行われ、期末手当の引下げがなされることが再確認された。議案審議の結果、全ての議案が賛成多数で可決が決まり、議会は円滑に進行した。この結果、小郡市は今後の予算運用と市民へのサービス向上に繋がる見込みとなる。
入江和隆議長は「全ての議案が可決され、市民の意見を踏まえた施策が実現されることを期待する」と述べ、次回の本会議の日程を示して散会した。