令和2年3月の小郡市議会にて、フレイルや男女共同参画、市のごみ減量に関する重要な議題が取り上げられた。この議題は、急速に進む高齢化社会を背景に、市が今後どのように地域住民の健康や福祉に寄与していくのかを問うものであった。
まず、フレイルについては、地域の高齢者を対象にした健康づくり事業が紹介された。特に、地元の健康運動リーダーによる筋力トレーニングや健康講話の実施は、フレイル予防に寄与することが期待されている。加地良光市長は、地域参加を強調し、健康維持と社会とのつながりの重要性を訴えたと述べた。
次に、男女共同参画の施策見直しについても話題に上った。市は、女性管理職の割合を25%に引き上げる方針で進めており、教育長は、リーダーシップを育むための研修を行っていると強調した。
官民連携の観点からは、男女共同参画における地域の意見交換や情報共有の重要性が指摘され、その具体的な取り組みが求められた。また、小郡市では、男女共同参画推進のため、区域ごとの地域包括支援センターを設置し、地域の健康課題が把握できる環境を整えようとしている。
最後に、ごみ処理問題も議論された。小郡市は戸別回収を主軸とし、家庭でのごみの減量を奨励している。市は、リサイクルコストの増加と環境保全の重要性から資源リサイクルに力を入れ、さらに市民に対して啓発活動を行っている。市長は、地域と連携することで持続可能なごみ処理体制を確立したいと発言した。