令和5年第3回小郡市議会定例会が再開され、主に令和5年度の補正予算が審議された。特に、一般会計補正予算(第6号)に対する質疑が行われ、その内容が注目を集めた。
質疑では、6番の佐藤源議員がキャッシュレス決済キャンペーンについての詳細を求めた。昨年実施された際には、PAYPAY、d払い、au PAYの3つのサービスが用いられたが、今年はPAYPAYに一本化されたことについての理由を問うた。中野聡環境経済部長は、PAYPAYが前年で9割の利用実績を示したことを説明し、事務経費の効率化を狙ったと述べた。
また、補正予算が大きく増加したことについても触れ、今回のキャンペーンが原油価格の高騰を受けた市民への支援によるものであることが強調された。中野部長は、商工業者と市民の双方への支援を念頭に置いた施策であるとし、また大手チェーン店舗を含めたキャンペーンを通じて、より多くの市民に恩恵がもたらされることを期待しているという趣旨を説明した。
さらに、議会では令和4年度の各特別会計の決算認定が行われ、特に国民健康保険事業特別会計の状況にも多くの質疑が寄せられた。認定第1号から第7号までの決算認定については、決算審査特別委員会を設置し審査が続けられる見通しである。これらの審査によって、来年度の予算編成に向けた重要な基礎データが得られることになる。
議長は、議事日程を踏まえ、全ての議案について進行を確認した。各議案はそれぞれの常任委員会と特別委員会に付託され、今後の審議が行われることとなる。これにより、議会の議事が無事に進行し、次回の再開は9月15日午前9時30分に予定されている。