令和2年第2回小郡市議会臨時会が令和2年5月14日、午前9時30分に開会された。
議長の入江和隆氏は、出席議員18名による開会を宣言した。議事は、会期の決定から始まり、本日の会議は1日間であるとの決定がなされた。
続いて、議案の一括上程が行われた。中でも重要だったのは、令和2年度小郡市一般会計補正予算であり、新型コロナウイルスに関連する施策が盛り込まれている。こちらの補正予算には、国民健康保険の改正といった重要事項が含まれ、市長の加地良光氏は、経済対策の必要性を強調した。
市長は、新型コロナウイルスの影響により、事業者支援が求められている現状を伝えた。特に、飲食業や小売業など、深刻な影響を受ける業種への具体的な支援策が重要であると述べた。事業者向けの支援金として、市独自の応援金の設計が行われ、予算の計上が求められた。市長は、先に国が給付金制度を発表していることを受けて、小郡市としてもスピーディーな対応を行う必要があると語った。
また、補正予算には、児童手当や生活支援なども含まれており、特に子育て世帯への臨時支援金が設けられることが説明された。市長は今回の支援策が多くの市民に必要とされているものであり、迅速な手続きが求められていると述べた。他方で、会議中には議員からの質問も多く寄せられ、収入が減少したが、上乗せの支援が得られない事業者の存在も指摘された。
この補正予算が承認された後も、市民に対するさらなる支援策についても議論が続くと考えられる。市長は、他の自治体の事例を参照しつつ、今後の対応について前向きに検討を進める旨を表明した。さらに、議員からの補足として、市民への徹底した情報提供や相談窓口の設置が求められ、今後のさらなる支援策に期待が寄せられる。最後に、今回の臨時会での議案が可決されたことが報告され、現状を受け入れながら柔軟に、かつ迅速に対応する意義が強調されて終了した。