令和4年12月16日、令和4年第6回定例市議会が再開された。
開会にあたり、井上勝彦議長は出席議員の確認を行い、議会の成立を宣言した。その後の議事では、関係者からの発言の訂正が取り上げられた。特に重要な発言として、児玉敦史子ども・健康部長が前回の本会議にて間違った発言を訂正した。彼は、あすてらす満天の湯の休館日の説明に誤解があったとして、正しい休館日を指摘した。さらに、議題は一般質問に移行し、質疑応答が行われた。
まず、田中雅光議員は学校教育とインクルーシブ教育について質問を行った。彼は、不登校の児童・生徒が増加傾向にあることを挙げ、特に低学年における不登校対策の重要性を強調した。教育長の秋永晃生は、学校現場における様々な支援策を説明した。スクールカウンセラーや特別支援教育支援員が配置されており、不登校の児童に対する対応を強化していると発言した。
次に、議員は教育機会の確保のための夜間中学校の設置についても言及した。秋永教育長は、夜間中学校の設置について国のイニシアティブが強まっていることを認識しつつも、小郡市では具体的な設置計画は未定である旨を述べた。また、インクルーシブ教育については、障がいのある児童と障がいのない児童が共に学ぶ環境を整備する必要性を強調した。
その後、立山稔議員が企業誘致に関する現状について質問を行った。市長の加地良光は、企業誘致戦略として筑後小郡インターチェンジ周辺を候補に挙げ、重点的に企業集積を図る方針を述べた。既存の工業団地を利用した土地活用が進められているとし、今後とも企業誘致へ向けた取り組みを積極的に進めていく考えを示した。
このように、議会では教育や企業誘致に関する多様な質問が行われ、各分野での現状と課題が明らかになった。特に教育現場では不登校の増加が深刻な問題となり、その解決に向けた具体策が今後も必要とされている。企業誘致についても継続的な取り組みが期待され、市の発展が期待されるところとなっている。