令和4年6月の定例市議会では、予算の専決処分に関する報告が議題となり、複数の条例改正が承認を求められている。
特に小郡市国民健康保険税条例の一部改正について、小坪輝美議員が影響を受ける世帯数とその割合について質疑した。その結果、基礎課税額の引き上げに影響を受ける世帯数が115世帯、後期高齢者支援金分については126世帯に上ると報告された。
また、令和3年度小郡市一般会計補正予算の承認を求める中で、黒岩重彦議員が13億円の財政調整基金の積立てについて質疑を行った。今井知史経営政策部長は、この積立ての背景として、歳出の見直しや歳入の増加があると説明した。具体的には、市税の増収によるもので、特に市民税においては、3億6,000万円の増額があったと強調した。
この議会では、令和4年度一般会計補正予算も承認される見込みで、さらなる市民サービスの向上が期待されている。加えて、学校給食費の補助金に関する質疑も行われ、栄養バランスを高めるためのメニューの見直しについて、藤吉教育部長は今後の課題として検討していく旨を述べた。
他にも小郡市地区計画改正の条例や、下水道事業に関する補正予算が議題となり、議員からの積極的な質疑が続いた。市長の加地良光氏を含む多くの市職員が出席し、適切な回答を行う姿が印象的だった。次回の本会議は6月15日に予定されている。