令和4年9月、小郡市議会は第5回定例会を開催し、複数の議案を審議した。
今回の会議では、特に小郡市の育児休業関連の条例改正が注目を集めた。議案第28号に関しては、「質疑はありません」と議長の井上勝彦氏が述べ、無事に進行した。また、小郡市工場設置奨励条例に関して、高木良郎議員からの質問もあった。特にグリーンアジア特区についての実際の進出企業の状況について尋ねられた。これに対し、熊丸直樹環境経済部長は「製造業からの問い合わせはあるが、具体的な実績はまだ存在しない」との回答を行った。
議案第31号の令和4年度一般会計補正予算の承認についても注目され、複数の質疑が交わされた。今回の補正予算には、教育や保育関連の経費が含まれており、市民からの支持が期待される内容となっている。特に、育児休業に係る経費の増加が指摘されており、さらなる支援が求められる。また、地方消費税についての対応や、施設改修に関しても市民から多くの声が寄せられていると述べられた。
更には、環境保護に関する条例も議案に上がっており、市はこれを新たに制定する方針を示した。小郡市市民福祉部の黒田孝幸部長は、「市の魅力を高めるために、誰もが幸福を実感できるまちづくりを進めていく」との意向を表明した。
全体として、今回の議会では財政の動向や条例改正に加え、具体的な施策に関する質疑が行われ、市民生活に直結する重要な問題が多く取り上げられた。これからの小郡市の発展に向けた期待が寄せられる中、多くの市民が議会の動向に注目している。