令和元年の9月定例小郡市議会が開催された。
議事は、会期の決定から進行し、会議録の署名議員が指名された後、諸報告が行われた。市長からは、豪雨災害による影響が報告され、特に農業や住宅の被害について言及された。
市長の加地 良光氏は、豪雨による災害復旧のために新たに災害相談窓口を設置する意向を示し、国や県との連携を図りながら防災対策を推進すると強調した。
続いて、財政や条例に関する議案が一括上程され、合計26件が提案された。特に注目されたのは、一般会計の補正予算案であり、災害復旧を目的とした予算の増額が決議された。
経営政策部長の山下 博文氏は、今回の補正予算に入る内容として、豪雨災害からの回復に伴う施策が重要であると述べ、具体的な予算規模について報告した。総額は223億2,929万2,000円に達し、主に災害支出に充てられるという。
さらに、消防団員に関する条例改正や保育関連の条例についても審議が行われ、教育・保育制度の見直しが進められることが確認された。多様な業務の増加に伴い、教職員数の改善が求められ、そのための請願についても意見が交わされた。
最後に、議案第61号の質疑・討論が行われ、特に稲吉橋補修工事についての質疑があり、特に議論は行われなかったが賛成を得て原案通り可決された。次回の議会は9月3日午前9時30分から再開される予定である。今後も災害対応や子ども支援などに関して注視していく必要がある。