小郡市議会の定例会において、豪雨報告が行われた。西日本では8月、特に小郡市でも記録的な降雨が観測された。今年は、過去30年の福岡県における8月の平均降水量の約2倍にあたる400ミリ以上が降った。これに対して、都市建設部の大中久俊部長は国に対する流域治水を踏まえた対策を報告した。
市内では、この大雨の影響で、浸水被害が発生し、特に大崎区での被害が顕著である。安全確保に向け、地域住民との協力が不可欠だ。市としては、土のうの配布を行い、地域の協力によって避難情報の伝達を精力的に進めている。ただし、農家との連携が必要であり、水田やため池の状態を確認することが求められる。
次に、子ども・子育て支援の取り組みについてが報告された。子どもワクチン接種の状況は、今後の健康管理と感染症予防に鍵を握る。児玉敦史子子ども・健康部長によれば、子ども用ワクチンは現在、全市で高い接種率を誇るが、小児がん治療後の再接種支援がないことは課題だ。市は、必要な支援を行うための研究を進めている。
さらに、秋永晃生教育長は、子宮がんワクチンについて、接種の意義を強調し、情報提供を積極的に行っていると述べた。次に、食育に関する計画が示され、今年度中に学校給食に地場産物を積極的に使用することが決定された。これは、地域農業を支え、子どもたちに食の重要性を伝える一環として進められる。
また、学校給食センターの建て替え計画が進行中であり、安定した給食を提供するための非常に重要な施策とされている。新たな給食センターの計画では、民間の活力を活用しつつ、きれいで安全な環境を整える必要がある。
国と連携する中で、ワクチン接種の進捗状況も考慮され、新型コロナウイルスの感染予防策も重要視されている。これにより、地域住民の安全と健康が守られつつある。