令和4年3月に開催された小郡市議会において、様々な市政に関する一般質問が行われた。中でも注目を集めたのは、小郡市の商業活性化計画や今後の人口推計、治水対策などである。
特に、商業活性化計画に関しては、佐藤源議員が令和29年に策定された第1期商業活性化計画の効果を検証しつつ、今年度に準備中の第2期計画の策定について詳細を尋ねた。その中で加地良光市長は、地域の個店と大型店舗が共存する商業環境の形成に向けて、人口ビジョンにおいても将来的な方向性を持っていると強調した。これに対し、佐藤議員からは去年と同様の内容のアンケート結果では、進展が見られないとの懸念も表明された。
また、水門や河川の改修工事、治水対策に関しては、小野壽義議員から詳細な質問が行われた。特に口無川における雑草や堆積土砂の撤去について、加地市長は川の流れを促進するための整備が進められていると述べた。河川管理者である県土整備事務所との連携を強化していることも報告され、今後の改善策について期待が寄せられている。
教育委員会においては、小坪輝美議員の質問に対し、就学援助制度や新型コロナウイルス感染症による影響についての説明がなされた。「子どもたちがひとしく教育を受ける権利」を保障するために、各種制度の周知と支援の強化が求められた。
また、館内や周辺地域における読書活動の推進に関して、教育長は移動図書館やブックスタートなど具体的な取り組みを紹介しつつ、市民が本に親しむ機会を提供する重要性を訴えた。さらに、温暖化対策についても、官民連携でのプロジェクト推進や市全体での取り組みの重要性が強調された。これらすべての施策が小郡市の持続可能な発展に寄与することが期待されている。