令和2年6月1日、午後9時30分、令和2年第3回小郡市議会定例会が開会された。
議題には、会期の決定や議案の上程が含まれており、各報告が行われた。特に重要な議案として、小郡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例が挙げられ、対象者の税負担軽減に向けた内容が強調された。
加地良光市長は、「新型コロナウイルス感染症の影響に対して、市民生活を守るための予算を組んでいる」と述べ、今後の施策について説明した。この中で、特別定額給付金の速やかな支給といった施策が評価された。
市長は、また、公共の安全を守るために、南部地区での交通事故防止策なども検討中であると述べた。議会では、地域のインフラ改善を通じた安全運動の重要性が確認された。
さらに、議案第33号、令和2年度一般会計補正予算(第3号)についても多くの質疑が交わされた。特に、市民福祉部が提案した生活困窮者支援事業に関しては、高木良郎議員から尋ねられ、支援内容の具体化が求められた。市民福祉部長は、「困窮者に手を差し伸べる事業である。詳細を詰めて支援を行いたい」と回答した。
これらの議案は慎重に審議された結果、すべて原案通り可決となった。議会では全議案承認の必要性が確認され、今後も地域実情に応じた施策をすすめることが合意された。
次回の議会は、令和2年6月4日に再開される。
市民との対話を重視し、より良い地域社会の構築に向けて責任を果たすとの姿勢が、この議会を通じて確認された。