令和4年3月8日、小郡市議会はロシアによるウクライナ侵攻を非難した決議を可決した。
会議では、17名の議員が出席し、佐々木益雄議員が決議案を提案した。彼は、ウクライナ国民の生命や財産が脅かされ、150万人以上の難民が生じている現状を強調した。さらに、ロシアの政府による反戦運動の弾圧や、人権侵害についても言及し、その行動が国際法に反することを指摘した。
決議の中では、国連憲章や国際法に明確に違反するロシアの行為に対し、強く抗議した。特に、日本国の被爆国としての立場を踏まえ、核兵器の使用を示唆したロシアの行動は許されないと強調した。佐々木議員は、原子力発電所への攻撃についても言及し、国際社会に対する脅威を増大させているとの認識を示した。
決議案第1号は、質疑と討論がないまま委員会付託を省略し、全員の賛成で可決された。議長の入江和隆氏は、次回の本会議を3月15日午前9時30分から再開すると告げ、散会した。議会は、ウクライナの人道支援にも関与する日本政府への要請を決議文で明記し、国際社会と連携するよう訴えた。