令和5年6月19日、小郡市議会において、教育や職員の労働環境に関する重要な質問が議論された。
特に、新原善信議員は市職員の働き方改革について厳しい指摘を行い、職員の長時間労働が続く現状を伝えた。職員の過労死ラインを超える労働時間が常態化している部署が存在し、児童のメンタルヘルスも急増している自殺者数や不登校状況を踏まえ、それらへの適切な対策が求められると強調した。
加地良光市長は業務改革の推進と、職員が充実した心理状態で働ける環境作りの必要性を訴えつつ、労働環境改善のためにデジタルトランスフォーメーションを進める考えを示した。一方、秋永晃生教育長は、児童生徒のメンタルヘルスについて質問され、心の健康に関する教育や支援が強化されているものの、現場の多忙が課題と認識することが求められた。
また、交通量の増加が懸念される小郡インター周辺では、高木良郎議員が事業への影響を注視し、コストコ出店に伴う渋滞予測に対する説明を求めた。現地における交通基盤の整備が必要とされており、住民の安全な通行確保が優先されると確認された。
最後に、橋間順平議員が三国小学校の設備の改善や学級数の推移について取り上げ、注目される学校環境の整備が求められる中で、各種活動における楽器の購入支援の充実についても訴えた。