令和3年12月15日、地域の重要な問題が議題にのぼる中、大オープニングの中で行われた小郡市議会定例会は、特に三井消防署の建て替え、小郡市地域強靱化計画、草場橋架け替え事業に関する質疑で盛り上がった。
最初に、高木良郎議員が三井消防署の建て替えについての質問を行った。彼はこれまで何度もこの件について議会において言及してきたが、具体的な説明が執行部から一切なかったことを残念がった。加地良光市長は、消防署の建て替えは久留米広域消防本部の事業であり、令和3年度から令和5年度の間に整備する計画であると説明した。この建て替えには新たな多目的防災拠点の設置も含まれ、地方財政や県との協議が進められているとのことだった。
次に、高木議員の質問の一つである小郡市地域強靱化計画について、市長は今後5年間にわたる施策を進めるために、75事業を進めていることを明言した。しかし、他の市町村との比較においては、具体的な施策の打ち出しが不十分であるとの懸念も示された。
草場橋の架け替え事業については、議員は市長が既に協議を開始したことを指摘し、進捗状況が急務であると申し立てた。その後の議論により、改良工事のタイムスケジュールや財源計画が定まる中、現地での国との協議や周辺住民との意見交換の必要性も浮き彫りになった。