令和2年6月4日に再開された第3回定例市議会では、重要な報告が多数行われた。
質疑の中で注目されたのは、小郡市国民健康保険税条例改正についてだ。小坪輝美議員は、課税限度額見直しの影響について尋ねた。これに対し、黒田孝幸市民福祉部長は、124世帯が影響を受け、合計約250万円の負担増が見込まれると答えた。それにより、介護納付金分も変更され、66世帯が約70万円の影響を受けるとのこと。
また、後期高齢者医療に関する条例改正についても、質疑が行われたが、具体的なコメントは出なかった。小郡市税条例の一部改正や一般会計補正予算第11号についても質疑が進んだが、特に異議はなく、次の議題に進まれた。
更に、大刀洗町との下水道に関連する排水協定の改定についても議論された。高木良郎議員は、過去4年間の協定に基づく接続世帯の進捗具合を問い、現状では15件中2件のみが接続している成果が報告された。宮田浩之都市建設部長は、インフラ整備の遅れに懸念を示しながら、今後の民間開発による期待感を述べた。
質疑は全般にわたり、いずれも特別な異論がなかったため、質疑は早々に終了した。議題のほとんどが承認への道筋を辿り、次回本会議は6月15日に再開される見通しだ。議会では、市民の暮らしに影響を与える重要な事項が順次進められている。