令和5年3月の定例会において、職員の綱紀粛正及び農業振興について重要な質問が行われた。
まず、14番佐々木益雄議員は職員の綱紀粛正について取り上げた。公務員の不祥事が相次いでいる中、国民の信頼を回復するためには、職員の意識改革が不可欠であると述べた。具体的な事例として、連続する不祥事の例を挙げ、職員の服務規律の徹底と綱紀粛正の強化を求める声が上がった。加地良光市長は、適切な指導や育成が必要であると認識を示し、職員の小さな変化を早めに見逃さず注意を払っていくことが、人事管理の重要性につながると強調した。
次に、農業振興に関して佐々木議員は、近年の天候不良や物価高騰による影響を受けて農業界が苦境に立たされていることに触れた。特に、令和2年及び令和4年度の大雨とその被害について報告し、農業者への支援策を要請した。加地市長は、農業の将来を見据え、食料・農業・農村基本計画に基づき地域農業の振興を進めていることを述べた。特に、食と農の複合施設構想や担い手育成に向けた取り組みを通じ、地域のニーズに応える施策を推進する意向を示した。