令和6年6月の小郡市議会において、様々な重要な質問が議論された。特に、独居高齢者や認知症高齢者への支援、廃食油リサイクル施策、消防団の活動に関する議題は、地域社会に大きな影響を与えるものである。
田中雅光議員が提案した高齢者支援について、市長の加地良光氏は、市の推計に基づいて65歳以上の高齢者が増加し続ける状況を説明した。特に、2025年には高齢者の多くが後期高齢者に達することから、地域包括ケアへの取り組みが必須であると強調した。また、地域における見守り支援台帳やSOS事前登録制度などが、独居高齢者の暮らしを支えるために機能していることが述べられた。
さらに、田中議員は廃食油リサイクルについても言及した。環境経済部長の中野聡氏によると、福岡県内で既に多くの自治体が廃油回収を進めており、市でもリサイクルの観点から同様の取り組みを検討中であることが報告された。市民に対してもリサイクルの重要性を啓蒙し、環境保全に寄与する運動を促す必要があるとされた。加地市長は、「リサイクル回収が進むことで、地球温暖化防止にも貢献できる」と述べた。
小郡市では消防団の団員確保と業務の効率化が大きな課題として挙げられ、加地市長は団員の充足には努力を続けていると約束した。しかし、団員数は依然として減少傾向にあり、特に女性団員はわずか9名で、増加が求められる状況である。市は今後、国からの助成や地域密着型の取り組みを通じて団員を増加させる努力が必要であり、業務の効率化という観点からも先進事例を取り入れ、消防団活動の仕組みや働き方を見直す考えが示された。
また、市では学生団員の参加も促進されており、特に若い世代の消防団の加入が求められ、教育機関との連携を進めることも一つの方法として提案された。
消防団の現場での活動内容や、その後の報告業務も見直しの対象となり、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることで業務の効率化や団員の負担軽減に向けて、今後の取り組みが期待される。