令和3年9月15日、みやこ町議会は定例会を開いた。
主要な議案の審議では、全ての議案が可決され、特に過疎地域に関する計画や補正予算の重要性が確認された。
まず、議案第35号の「みやこ町工場設置奨励条例の一部改正」について、内田直志総務産業常任委員長は、この改正は過疎地域自立促進法の改正に基づくものであると説明し、従業員数に関する要件があることを強調した。これに対して出席議員全員が賛成し、原案通り可決される結果となった。
次に、議案第36号「工事請負契約の締結について」では、老朽化した豊津B&G体育館の改修工事がテーマとなった。中山茂樹文教厚生常任委員長は、バリアフリー化やLED照明導入の計画を詳しく紹介した。こちらも全議員の賛成のもと可決された。
続いて、議案第37号においては、「みやこ町過疎地域持続的発展計画の策定」について人員の確保やパブリックコメントの最適化が列挙され、各議員が賛同した。この計画の重要性は、地域の支援法の適用を受けるためにも必須である。全議員一致で可決した。
また、補正予算に関する議案(第4号と第1号)も審議され、特に新型コロナウイルス感染症対応では、住民健康の確保に向けた継続的施策が求められていることが再確認された。議員の熊谷みえ子氏からは、今後の学校教育に対する支援を求める意見も上がった。
さらに、議員提出の意見書については、コロナ禍における厳しい財政状況の対策を求める発議が賛成多数で受け入れられ、地方税の強化が叫ばれる中、住民にとって重要な生活基盤の強化へと繋がる。
最後に井上幸春町長は、令和2年度の一般会計歳入歳出決算の認定を感謝し、今後の町政運営における議員の意見を大事にしていくことを約束した。特に、コロナの影響に対しては最大限の対策を取る 教育と公共サービスの強化に努める考えを示した。