令和3年12月16日、みやこ町議会は第5回定例会を開催し、重要な議案が可決された。
特に注目すべきは、令和3年度みやこ町一般会計補正予算第7号である。この補正予算は、総額1億2,150万円の追加となる。
井上幸春町長は、経済対策の一環として、子育て世帯への臨時特別交付金として、児童一人当たり10万円を給付することを説明した。この施策は、国の新型コロナウイルス克服を目的とした支援策に基づいている。
町長によると、児童手当支給要領を活用し、支給方法は効率的にすすめられるとのことだ。これに伴い、要件のある世帯に対し、迅速な支給が期待されている。
議案の質疑では、柿野正喜議員が賛成意見を寄せた。彼は、子育て支援の重要性を強調し、平等な支給が行われるようにプッシュ型の支給を検討するよう要望した。
その他の議案として、学校設置条例の改正や、水泳プール施設の利用に関する条例の改定が含まれている。特に、学校の統廃合に伴う節丸小学校の閉校関連の話題は重要視された。
また、議案第45号の国民健康保険条例の改正は、出産育児一時金を維持するための改正であり、全員賛成で可決した。
合わせて、地域のシルバー人材センターに対する支援を求める意見書も可決された。議会は、これらの議案を全て賛成により通過させ、町民の福祉向上を目指している。
会議の最後に、井上町長は新型コロナウイルスの影響について言及し、町の対策を強化する意向を表明した。さらに、締めくくりとして議員たちの健康を祈念する挨拶を行って会を締めた。