令和2年12月14日に開催されたみやこ町議会では、複数の重要な議題が取り上げられ、特に地域の交通インフラや教育環境に関する問題が焦点となった。議会では、国道496号線と県道下深野犀川線の状況、犀川小学校近くのメタセコイヤの木の伐採、そして新型コロナウイルス対策としての税軽減措置や就学援助制度の現状が主なポイントとして挙げられた。
国道496号線は再び陥没の被害に見舞われ、住民に大きなご迷惑をかけている。この問題に対し、井上幸春町長は本年10月に国の災害査定が終了し、復旧工事が今月中に発注される予定であることを述べた。来年の3月には工事が完成するとのことだが、その後の崩落の防止策についての対策も必要であるとし、再発防止を強く要請する意向を示した。
また、県道下深野犀川線の開通についても進展が見られ、設計が終了して地元住民との協議を行っている段階にあると報告された。この道路は、住民の生活や通勤に深く関わることから、早期の開通が求められている。
一方、犀川小学校に存するメタセコイヤの木が支障をきたすことから伐採されたことについて、地域の皆さんの理解が重要であり、今後の学校設立においては地元の文化を尊重しつつ計画を進める方針を述べた。
新型コロナウイルスに伴う税の軽減措置についても意見交換がなされ、町の税務課による国民健康保険税や後期高齢者医療保険料の減免制度についての周知が求められた。この点について、住民にとって有益な情報を効率よく発信することの重要性が指摘された。
熊谷みえ子議員は、教育の機会を保障する観点から、就学援助制度の重要性を強調した。特に新型コロナの影響を受けた家庭に対して、支援の手を差し伸べる取り組みが求められ、今後の制度改正を期待する声が上がった。
今後も議会では、これらの問題に対して真摯に取り組み、町民の安心・安全を守る施策が推進されることが期待されている。