令和4年9月14日、みやこ町議会において定例会が開催された。
今回の会議では、複数の条例改正案が審議され、すべての議案が全員一致で可決された。特に注目されたのは、育児休業に関する条例の改正である。教育長の桝口広二氏は、「この改正は育児と仕事を両立させるための重要な施策です」と述べ、育休を取得しやすい環境づくりの必要性を強調した。
また、みやこ町図書館条例の改正も議題に上がった。熊谷みえ子議員は、図書館の統廃合に対する反対意見を表明し、「地域住民にとって図書館は重要な文化拠点であり、その廃止は非常に残念です」と強調した。この意見に対し、他の議員からは賛成の声が上がったが、利用率の低下を理由に改正を支持する意見が多数を占めた。
さらに、令和4年度の一般会計補正予算についても議論が交わされた。内田町長は、「必要な施策に対する財政支出は不可欠です。今後とも町民の期待に応えていきたい」と述べ、予算案の重要性を訴えた。特に、教育関連の予算が重点的に組まれており、住民の高い関心が伺えた。
決算認定に関しては、熊谷議員が予算の透明性や合理性に疑問を投げかけ、反対討論を行った。議会内では、会計に関する厳密な審査が必要だとの見解が示されたが、最終的には大多数の賛成により、認定案が可決された。
この日の議会は、全議案が可決されたことで、町政の進展に向けた一歩と評価されている。町長は閉会の挨拶で、「これからも町の発展に向け、全力を尽くします。」と述べ、議員に感謝の意を表した。