令和元年12月23日、みやこ町議会は第5回定例会を開催した。議事は、町の各種条例の制定や改正についてが中心であった。この日は十四名の出席議員が確認され、議事は午前10時に開始された。
日程第1では、複数の条例が一括で上程され、最初に「みやこ町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定」についての採決が行われた。中山茂樹総務産業常任委員長は、地方公務員法及び自治法の改正を受けて制度整備の必要性を強調し、全員賛成で可決されたと報告した。
次に審議された「みやこ町伊良原自然体験施設設置及び管理条例の制定」も、関係施設の整備に伴うものであり、全員賛成の上、原案通りに可決された。続く「みやこ町学校給食事業基金条例の制定」については給食センター運営の経費積立に関し無償化の展望が議員間で確認され、やはり全員賛成で第80号が可決された。
その後、職員にかかわる複数の条例の改正についても審議が続き、全て施行が承認された。特に、熊谷みえ子議員は職員の待遇改善を強調し、「法の趣旨にのっとって運営が行われることを望む」と述べ、改正が実施されることの重要性を訴えた。
また、新設の「みやこ町議会国道201号対策特別委員会」の設置も決定され、委員が選任された。井上幸春町長は、議案の可決に感謝し、今後の行政運営における改善策を進めていく意向を示した。充実した内容の議事を終えた後、議会は午前10時57分に閉会した。