令和元年12月9日に行われた第5回みやこ町議会定例会では、様々な議案が審議された。
本会議では、議案78号から議案104号までの合計27件について、一括して質疑が行われた。特に、みやこ町会計年度任用職員の給与に関する条例が注目を集めた。熊谷みえ子議員がこの条例について質疑し、フルタイムとパートタイムの区分について、その違いや該当人数を尋ねた。これに対し、山見紀幸総務課長は、他市町の取り扱いを踏まえ、フルタイムとパートタイムを一本の条例としてまとめたことを説明した。
また、熊谷議員は「本条例によって正規職員の給与が引き下げられるのではないか」との懸念を表明したが、山見課長は県の指導もあり、支給水準を下げることはないと強調。該当者数は現時点で285人を見込んでいるため、今後の変動にも配慮していると説明した。
次に、議案79号に関連する伊良原自然体験施設の設置に対する質疑も行われた。柿野正喜議員は、施設の使用料について消費税が含まれているかを尋ね、原田陽二都市整備課長が含まれていると回答した。さらに、議案80号の学校給食事業基金条例に関する質疑では、熊谷議員が基金の設置目的を質問。川寄光一郎学校教育課長は、給食センターの経費に充てるための基金であることを述べた。
質疑はその後も続き、職員の勤務時間や懲戒手続きに関する改正についても議論が行われた。これらの問題に対し、特に異論は出なかった。議案の最後には、令和元年度の一般会計補正予算に関する質疑が行われ、各委員会での審査を経て、12月23日の本会議で結果が報告される予定となった。議事終了後、議長は本日の会議の終結を宣言し、散会となった。