令和4年第3回みやこ町議会定例会が6月6日、みやこ町庁舎で開会した。
本定例会は、11日間の会期で、22件の町長提出案件と1件の議員提出議案が議題とされている。
議会運営委員長の浦山公明氏は、「議事運営につきましては、引き続き新型コロナウイルスの対応をしっかりと行い、その上で議事を進める」と述べた。
今回、特に注目されるのは、町長の施政方針演説である。内田直志町長は、3月定例会以降の行政活動について言及し、「新型コロナウイルスの影響を受けた国民健康保険税の減免」をはじめ、町民の健康や安全を守る様々な施策を紹介した。
施政方針演説では、町内での新型コロナウイルスワクチン接種の進行状況や、感染拡大防止のための取り組みも強調された。また、「町民の皆様には長期にわたりご協力を賜り心から感謝申し上げる」と言及した。
次に、今回の定例会では、町の重要課題である人口減少問題についても言及された。内田町長は、「みやこ町は現在、全部過疎地域に指定されている。したがって、人口推計の見直しが必要だ」と強調した。
このほか、財政面では、「建物や橋梁、上下水道の維持管理に必要な資金を検討する必要がある」と述べ、今後の財政見通しについて慎重な対応を求めた。
さらに、土地活用や地域の公共交通の見直しについても言及し、「町民生活を向上させるために、効率的な都市計画やまちづくりを進めなくてはならない」と訴えた。
日程の副水道事業特別会計や下水道事業特別会計の補正予算も提案され、議員からは新型コロナ対策に関連する予算への質問が相次いだ。