令和元年第3回みやこ町議会定例会が、6月10日に開会した。
町長の井上幸春氏はこの会議で、町の政策や議題について報告を行った。特に、町の財政運営や各種施策への取り組みが強調された。
井上町長は、ふるさと納税制度について言及し、平成30年度には総額2億円以上の寄附が集まったことを報告した。しかし、過剰な返礼品合戦による課題も指摘し、総務省が定めた新制度への対応が求められているとも伝えた。
また、生活交通ネットワークの拡大も報告された。以前は限られた地域で運行されていた「あいのりタクシー」が、今年3月から町内全域で運行可能になった。これにより交通弱者へのサービス向上が期待されている。
さらに、国際交流事業に関しては、中学生を対象とした海外ホームステイの研修生の募集が行われ、事前の研修も計画されている。町長は、研修生が帰国後に成長した姿を見せてくれることを望むと述べた。
今後の議会の運営についても話が及び、会期は6月10日から6月25日までの16日間と定められた。期間中には本会議や各委員会で多くの案件が審議されることとなる。議員各位には議事運営に対する理解と協力をお願いし、運営委員会の協議結果を報告した。