令和3年第5回みやこ町議会定例会が開催され、さまざまな案件が議論される。
会議は2021年12月6日午前10時に開会され、総務課長や財政課長などの行政関係者が出席した。議長の田中勝馬氏が会議を進行する中、主要議題である会期及び日程について浦山公明議会運営委員長からの報告がなされた。議案の審議に際し、合計8件が提案され、特に注目されるのが新型コロナウイルス感染症に関連する補正予算案だ。
井上幸春町長はこの定例会で、今年度の一般会計補正予算(第5号)の専決処分についての承認を求めた。これは、子育て世帯への臨時特別給付金事業に関連し、207万円の補正を含めるものだ。井上町長は「新型コロナウイルスの影響が長期化している中、迅速な支給が求められる」と強調し、出席議員に理解を求めた。提案された議案には、学校設置条例の改正や豊津地域水泳プール施設条例の見直しも含まれている。特に条例の改正については、令和4年3月31日をもって閉校する節丸小学校に伴うものとされ、関連する議論が展開される見込みだ。
また、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書(案)が、柿野正喜議員から提案された。インボイス制度の導入が近づく局面で、センターの存続が危惧される中、議会での広範な意見交換が期待されている。議長は「議員各位には重要な議案について慎重な審議をお願い申し上げる」と述べ、会期中に行われる質疑や討論に対しても議員の協力を呼びかけた。
今回の定例会では、また新型コロナウイルスワクチン接種の進捗についても報告され、65歳以上の高齢者においては90%以上が接種を終えたとのデータが示された。今後の接種体制についても町長から言及され、準備が整うのを待つ状況である。議会は、12月16日までの11日間の会期で進行し、多くの議題が審議される予定だ。議員提出の意見書についても早期に進捗が求められる。
地域住民の支えとなるさまざまな施策が話し合われ、みやこ町の未来に向けた決意が確認されています。