令和3年9月3日、みやこ町議会の第4回定例会が開催された。議案質疑では、工場設置奨励条例の改正や体育館改修工事に関する契約、過疎地域の持続可能な発展計画について討議された。
質疑は、まず議案第35号の工場設置奨励条例改正から開始されたが、特に質疑はなしと認められた。続いて、議案第36号の豊津B&G体育館の工事請負契約についての質疑では、柿野正喜議員が参加業者数の少なさについて懸念を示した。財政課長の進光晴氏は、指名競争入札の場合には、現在よりも参加業者が多くなると考えされると応じた。
熊谷みえ子議員は、バリアフリー化に関する工事の実現性を問う質問を行い、担当課長の中村銀次氏は、玄関やトイレのバリアフリー化について説明した。また、業者の経験に関しても議論があり、専門知識を持つ業者の選定が必要と強調された。
次に議案37号の過疎地域持続的発展計画についての質疑が行われた。柿野義直議員は、過疎債の具体的な使用方法や対象となる事業について確認を求めた。行政経営課長の古谷泰隆氏は、過疎債の元利償還金70%が交付税として措置されることに言及し、実質的な負担が30%に抑えられると答えた。
補正予算に関する議案39号や各年度の決算認定についても質疑は行われなかったが、全議案は付託され、9月15日の最終本会議において審査結果が報告される予定となっている。議長の田中勝馬氏は、議会運営に向けた情報提供の重要性も指摘した。