令和5年第1回みやこ町議会定例会が、3月16日に開催された。議会では、様々な議案が上程され、全てが可決される運びとなった。
特に注目されたのは、みやこ町の個人情報保護法施行条例の制定である。この条例は、国の個人情報保護制度の見直しに伴って、新たな基準を設けるものである。熊谷みえ子総務産業常任委員長は、「デジタル社会の形成を図るためには、地方公共団体においても適切な対策が求められている。」と強調した。
さらに、みやこ町の情報公開条例の制定についても議論が行われた。この条例は、行政文書の開示請求やその手続きを定めており、透明性の向上を目指している。これについても、全員賛成のもと原案通り可決。特に情報公開に関する意識の高まりが感じられた。
また、いじめ防止対策に関連した条例の制定も可決された。これは、いじめの防止を目的とし、具体的な施策を講じる重要なものである。委員長は、この条例の制定が子どもたちの安全につながると述べた。
会議では、令和5年度の一般会計予算なども審議され、熊谷みえ子議員が反対討論を行った。彼女は、デジタル化の進展による行政サービスの後退や新たな負担増について懸念を表明した。不安を抱える声が議場に響く中、協議が続けられた。