令和4年12月14日、みやこ町議会にて、第7回定例会が開催された。
一般質問が行われ、参加議員は、町の人口減少とその対策、少子化問題、さらには高齢化への対応について意見を交わした。特に、人口減少に関しては、梅本智明議員が、町長にその認識を問うと、内田直志町長は「人口減少は町の根幹に影響を与える重要な課題だ」と強調した。
梅本議員は具体的な施策として、新婚世帯への支援や子育て世帯の経済的負担軽減についても質問し、町長は「結婚祝金や住宅購入助成金などを通じて、移住・定住を促進して参ります」と答えた。一方で、梅本議員は親しみやすい支援体制の構築の必要性を訴えた。
次に熊谷みえ子議員が、教育面の充実を求める質問を行った。国が進めるGIGAスクール構想について、運用の現状を問うと、教育長の桝口広二氏は、「タブレットの使用は進んでおりますが、まだ課題が多いです」と答えた。この構想がもたらす教育の平等化に期待が寄せられている。
また、高齢化に伴う社会福祉の問題についても議論が及び、地域の見守り隊の強化が求められた。中尾昌廣議員は、民生委員のさらなる支援や、高齢者向けの相談窓口を増やすことを提案し、「一歩進んだ地域づくりを目指してほしい」と意見を述べた。
この定例会では、議員たちが様々な課題に対し熱心に議論を交わし、将来を見据えた対策が必要であるとの共通理解が深まった。特に、人口減少という根本的な問題への取り組みが急務であり、町としての積極的な施策が求められていることです。