令和4年第7回みやこ町議会定例会では、議員たちが多様なテーマについて質問を展開した。
特に注目を集めたのは、行政サービスの向上に向けた「お悔やみコーナー」の設置についてである。高齢化が進む中、死後手続きに関する負担軽減が求められており、厚生労働省のデータによれば、年間の死亡者数は増加傾向にある。
これに関連して、死亡届や相続手続きが多岐にわたることから、町では主な手続きに関する案内を配布している。町長の内田直志氏も、「死亡後の一連の手続がスムーズに行えるよう」に配慮していると述べた。
資料の配布に際しては、紙媒体だけでなく、ホームページやSNSを通じた周知も重要であると指摘された。今後は特に生活圏のニーズを把握し、より具体的な支援を提供するための検討が進められる。
さらに、石松雄太議員は子育て環境についても言及した。手当や助成金の内容を挙げ、育児に伴う経済的な負担を軽減する必要性を訴えた。現在の保障や支援策が十分でないとし、子育てに優しい施策の重要性を強調した。
特に、子育て世代は夫婦共働きの傾向が強く、ファミリーサポートセンターを含む支援事業の欠如が課題とされている。課長は今後のニーズ調査を通じて、ファミリーサポート事業の検討を進める意向を示した。
また、観光との関連で、町内での果樹園市場の活気に触れながら、連携した観光振興策の重要性や地域経済への波及効果を語った内容にも注目が集まった。
最後に、議会では物価高騰への対策として住民全体に平等な商品券の配布の要望も出され、町民の生活を支援するための施策に期待が寄せられることとなった。