令和6年6月3日、みやこ町第2回定例会が開催された。
この会議では、14名の議員が出席し、会期が6月3日から6月14日までの12日間とすることが決定された。
日程では、諸報告や行政報告が行われた。内田 直志町長は、まちづくりグランドデザインや自治体DX推進について報告し、地域社会の発展策を説明した。特に、行政経営の効率化を図るため、「書かない窓口」事業の推進が進行中で、申請書作成支援システムの導入により、住民サービスの向上を目指していることを強調した。
また、子ども・子育て支援事業計画の策定が進められており、今後、子どもや保護者の意見を反映させるためのアンケート調査を行う計画がある。手話奉仕員養成研修や、公立保育所の民営化などの取り組みも新たに報告され、地域の福祉向上を目指している。
さらに、みやこ町の花しょうぶまつりの開催についても、町長から告知があり、観光促進の重要な機会であることを述べた。新たな取り組みとして、東京都内のホテルでのジビエメニューの提供があり、地域の特産品を生かした販路拡大が期待されているとコメントした。
続いて、専決処分に関する承認が行われ、税条例や国民健康保険関連の改正が承認された。人事案件についても、教育長の任命を含む数件の案件が取り上げられ、順次採決が実施された。教育長への新たな任命に関しては、熊谷 みえ子議員から現職校長の任命に伴う質問があり、町長は適任であると述べ、教育改革の必要性を強調した。
最後に、議案の上程が行われ、公共下水道や工場設置奨励条例、保育に関する基準の改正など、多岐にわたる重要な議案が提案された。この中でも、令和6年度一般会計補正予算の審議は特に注目を集めており、その数値背景とともに慎重な議論が要求される。
5日には質疑応答が行われ、次回の実施に向けた委員会付託が予定されている。議会の運営に対して参加者は前向きな姿勢を見せており、今後の展開に期待が寄せられる。