令和4年第7回みやこ町議会定例会が開催され、重要な議案が次々可決されている。
12月15日、午前10時に開始された会議では、多数の議題が上程された。議案第53号「訴えの提起」と第54号も承認され、昭和62年に設置された勝山総合運動公園の名義を正式にみやこ町に移すための手続きが進められる。
また、環境関連の議案として議案第55号「みやこ町自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和及び適正な管理に関する条例」が可決された。この条例は町の自然環境を守ると共に、再生可能エネルギーの設置が住民の意向と調和することを目指している。熊谷みえ子総務産業常任委員長は、この条例の必要性を強調した。
職員関連の議案も可決された。特に、議案第58号の「地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備」が全員賛成で通過した。
議案第60号「みやこ町国民健康保険税条例の一部改正」を巡る討論では、熊谷みえ子議員が会計負担の問題を提起し、税制改正が低所得世帯に及ぼす影響への懸念を示した。さらなる議論として、資産割の廃止に伴う負担増加の問題点も挙げられた。
この他、議案第61号や第62号ともに賛成が多数を占め、みやこ町立学校の設置及び体育施設に関する条例も改正された。これにより、教育と運営の効率化が図られる。最後の議案についても、国民健康保険財政への国庫負担割合引上げを求める意見書が全会一致で通過した。
議長の田中勝馬氏は、全体を通じて各議員が多忙の中、慎重な議論を行ったことに感謝の意を表した。内田直志町長は、今後のまちづくりに対する議員の協力を期待し、次期定例会の方針を明確にする発言をした。