令和2年9月15日、みやこ町議会は第3回定例会を開催し、重要な議案が次々と可決された。
冒頭、議長の田中勝馬氏が開会を宣言しました。議題にあたる議案は、議案第67号から第73号まで及び認定案件が報告されました。特に議案第67号の選挙運動の公営化条例は議論を呼びました。
総務産業常任委員長の中山茂樹氏は、公職選挙法の改正に基づく選挙運動用自動車やビラ作成費の公費負担を提案しました。この制度により、選挙運動にかかる費用は候補者1人あたり約68万円となる模様です。中山氏は、特段の議論もなく可決されたと報告しました。
しかし、柿野正喜議員は反対討論を行いました。彼は、みやこ町には定数割れの状況がなく、また経費削減の観点からこの公費支出は時期尚早だと強調しました。議会は最終的に賛成多数で可決しました。
次に、学校給食費条例(議案第68号)の制定が報告され、給食会計の公会計化に向けた議論が行われました。こちらも全員賛成により可決。
また、災害弔慰金に関する条例の改正(議案第69号)もほとんどの議員からの賛成により可決されました。この改正は、法令に則し、特定の条項を変更するものです。
廃止が提案されていた伊良原ダム関連の基金条例(議案第70号)も議論なく可決されました。加えて、ユータウン犀川改修工事の工事契約(議案第71号)と令和2年度の一般会計補正予算および介護保険事業特別会計補正予算も全て可決されました。
最後に、議会は地方税財源の確保を求める意見書を採決し、原案通り可決しました。井上幸春町長は、議会のグループによるがんばりを感謝し、今後も新型コロナウイルス対策や地域振興に取り組む姿勢を表明しました。議会は午後10時37分に閉会した。
議会の成果は、地域の持続的な発展に向けた重要なステップといえる。