令和2年第1回みやこ町議会定例会が、3月2日に開会された。
町長の井上幸春氏は、施政方針演説で新型コロナウイルスの影響に言及した。
中国で発生した新型コロナウイルスの感染は、世界中で増加している。
井上町長は、感染拡大を受け、2月21日に「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置したと述べた。
また、国からの学校休校要請を受け、町内の小中学校を3月4日から春休みまで休校とする措置を決定した。
公共施設についても、3月3日から全施設休館を実施することとなった。これにより町民の安全を図る。
施政方針演説では、町がホストタウンとして迎える東京2020オリンピック・パラリンピックに関する計画も発表された。
井上町長は、町内での選手の事前キャンプの支援と町民との交流イベントの開催を強調した。
さらに、観光振興や農業振興の施策、特産品のPRにも取り組む意向を示した。
この会議では人事案件が14件上程され、議会の同意を得て採決される予定である。
特に、みやこ町犀川財産区と城井財産区の管理会委員の選任に関する人事案件が重要視されている。
議案は合計53件となり、権利の放棄に関するものや、公共交通会議の設置についても提案されている。
昨年度や今後の予算に関連する議案の中には、一般会計予算案も含まれている。
井上町長は今後も町民の理解と協力を求め、議案の審議を促した。
この会議は3月23日までの22日間で、各常任委員会において審議される予定である。