令和5年12月6日、みやこ町議会は第5回定例会を開催した。
本会議では多くの議案が質疑対象となり、特に「みやこ町ケアラー支援条例の制定」についての議論が注目された。
この条例は、ケアラーに対する支援を強化し、社会的な理解を深めることを目的としている。
熊谷みえ子議員は、条文の中で「ケアラー支援体制の構築」が重要と述べた。
田中靖一保険福祉課長は、広報啓発活動や相談支援体制についての計画を説明した。
「地域包括支援センターを活用し、若いケアラーを含む全層への支援を強化する」との意向を示した。
また、柿野義直議員は、文教厚生常任委員会として、ケアラーの実態について把握を依頼した。
田中課長は、その件については常任委員会での検討を約束した。
一方で、ケアラーという言葉自体が理解されにくいとの指摘もあり、岩村宗一郎議員は説明の必要性を訴えた。
田中課長は、この条例で用語の定義を盛り込むと応じ、周知活動の重要性にも言及した。
議案第59号は基金運用の特例を定めるもので、特に質疑はなかった。
続いて議案第60号から第73号までの補正予算関連案件は、専ら委員会での審査に委ねられることとなった。
議長の田中勝馬君は、すべての質疑が終了した後、各委員会での徹底した審査を要請し、本日の議事を締めくくった。
会議は午前10時13分に終了した。